■シルバーアクセサリーの製作方法
シルバーに限らず、アクセサリーなどの宝飾品を作るための技法は、古くから様々な技術が開発されてきました。ふだん”彫金”と呼ばれる金属工芸は特にアクセサリーという範囲で考えると、次のように分けられます。
1.彫金...工具を使って彫り、削り、デザインする技術。
2.鍛金...たがねなどを使って金属面を凸凹のもようを施す技術。
3.鋳金...型を作って、溶かした金属を型に流し込んで作品を作る技術。
最近は様々な鋳造技術があります。このように広い意味で”彫金”と呼ばれる技術があり各企業や作家達は、各々の作品に合った最適な製作技法を採り入れて素晴らしい作品を創り上げています。

●ハンドメイド(一品制作)
銀の角材や丸線などから必要な部材を切り出し、たたき出したり、削り出して部品を作ります。それぞれの部品を溶かした金属(銀ロウ)で接合します(ろう付け)。仕上げは、金属のヘラを強く押しつけ光沢を出すと同時に、シルバーアクセサリーの表面を硬化させ傷を付きにくくします。最後は研磨して出来上がりです。
●ロストワックス製法(鋳造)
最初に原型をワックス(特殊な蝋(ろう))などで作ります。それを液状のゴムに埋め込んで型どりし、固まったゴム型を二つに裂いて原型を取り出し、ゴム型を合わせたところに溶かした蝋を流し込んで、固まって複製された蝋(ろう)を取り出します。その蝋を石膏に埋め込んで焼き上げると蝋が溶けでて空洞ができるます。できた空洞に溶かした貴金属を流し込み石膏を壊すと同じ物ができます(ゴム型から何回でも出来ます)。仕上げは研磨して出来上がりです。
●エレクトロフォーミング製法(電気鋳造)
メッキの技術を応用した量産品に向く製法です。メッキをする原型(ワックス等)に厚いメッキをつけ、後で原型を溶かしだすと、厚いメッキ層が残り中空の型が出来ます。見た目のボリュームよりずっと軽く仕上がるので、イヤリング、ピアス、ブローチなどの量産品には最適な方法です。
●プレス
これも量産に向く方法のひとつで、金型と呼ばれる雌型と雄型の間に薄い素材をはさみ、油圧プレスなどのプレス機で圧力をかけ、表面をレリーフ状に加工したり、輪郭を切り取ったりし、それらのパーツを組み立て制作します。
●光造型システム
コンピュータでデザインし、そのデータを光造型装置と呼ばれる機械で原型を作成します。原型は紫外線硬化樹脂と呼ばれる紫外線レーザーに反応して固まる樹脂で、光造型装置で紫外線レーザーを発光させて作ります。現在ではこれを一次原型としてゴム型を取り、ワックスに置き換えて量産します。
●銀粘土
PMCシルバーとかアートクレイシルバーなどと呼ばれる銀が入った粘土を造型して、乾燥・修正・焼成して、最後は、研磨して仕上げます。成型の自由度が高く、機材も安価なため、最近では趣味で行う人が増えています。

■シルバーアクセサリーを自分で作る
シルバーアクセサリーの制作方法は、以上のように色々な方法がありますが、趣味でつくるのあれば、設備や道具などの点から作る方法が限られます。彫金教室やジュエリーの専門学校でも一日体験教室などがあってどんなものか教えてくれるところも多く、案外簡単に覚えられるます。
●彫金教室
小さい所では一人で工房を兼ねて運営していたり、大きくなると専属のスタッフをかかえてある程度の設備を整えて運営してるところがあります。制作方法は、ハンドメイド(一品制作)やロストワックス製法など教室によって様々です。また、最近では銀粘土の教室も多く、東急ハンズなどで銀粘土の材料や道具が簡単に手に入り、粘土細工感覚で手軽に始められることから人気もでてきました。制作方法はどれがいいのかは、人によって違いますので、自分にあった方法と教室の相性によって選ばれたらいいと思います。
■銀細工教室(メタルアートスペース・ペルカソ 大阪)
アトリエ型工房での、銀細工教室。初めての方の為の一日体験教室や、本格的に習いたい方のレギュラーコースなど、各自のスタイル合わせて選べます。
お問合せは、こちらまで ⇒ メタルアートスペース・ペルカソ
シルバーアクセサリーの作り方(一品製作)
■銀粘土
銀粘土は、純銀の粉に水とバインダー(糊のようなもの)と言うものを練り合わせて作られています。
これをつかえば、粘土細工のように簡単にシルバーアクセサリーが作れます。
粘土ですので誰でも簡単に、自由に形が作れます。最近では、東急ハンズなどで、5〜6000円程度で材料からヤスリや木芯棒などの製作に必要なツールが入ったキットがを発売されています。
現在、日本で発売されている銀粘土は、三菱マテリアル(株)から「PMC3」と呼ばれるものと、相田化学工業(株)から「アートクレイシルバー」の2種類が発売されています。
簡単に始められますが、銀粘土特有のテクニックや銀粘土講師になるための、資格もあったり、手軽である一方奥も深く、銀粘土製作の人口も増えています。
また、教室に行かなくても、ビデオや本が出ていますので、初心者でも簡単で手軽に始められます。まずは、キットと本を買って始めてみてはどうでしょう。
■ アートクレイシルバーで作るシルバーアクセサリー
人気のシルバーアクセサリーの作品集。純銀製なので完成度が高く、簡単にしかもオリジナルに出来上がるのが魅力。ペンダントを中心に、ピアス、リングまで22パターンをすべてプロセスつきで紹介しています。 作品は取りかかりやすいものから順に並んでいます。どの作品からでも始められますが、初めての方には多少の慣れとコツが必要です。作る作品以外の説明やガイドページもフルに活用して、純銀のアクセサリー作りに挑戦して下さい。 シリーズで、2と3が出ているので、「教科書」として、3冊そろえると、とっても参考になりますよ。
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純銀粘土PMC3で作るシルバーアクセサリー
純銀粘土の新製品〈PMC3〉を使えば従来品に比べて低温度でしっかり焼き上がります。この利点を生かし、デザインに会った焼成法を紹介し、一気にデザインの幅を広げました。内容は、PMCシルバー(純銀粘土)アクセサリー作りの基礎知識、リングやネックレス、ペンダントヘッドなどの作り方を紹介します。
●専門学校
シルバーアクセサリー制作といっても専門学校になれば、様々なカリキュラムがあり、より専門的に覚えることができます。その中でも一日体験教室などがあってどのように作るのか体験できるコースがあります。
◇日本宝飾クラフト学園
東京、名古屋、大阪、福岡に教室があり、ジュエリーのプロを目指す全日制の専門コースからキャリアアップを目指す総合学科があります。一日体験教室は、随時受け付けているようです。
◇ヒコ・みずのジュエリーカレッジ
創立37年を迎えるジュエリー専門学校の老舗。専門課程、キャリアカレッジ、短期講座など各自の環境にあわせた受講ができます。

■シルバーアクセサリー製作の材料・道具を揃える
シルバーアクセサリーの材料や道具は特殊なものも多く、一部はホームセンターなどで売っていますが、専門店や彫金教室から買うのがほとんどです。しかし最近では、オンラインショップでも販売していますので、地方の方でも簡単に入手できるようになりました。
◇ナンリ 大阪市中央区西心斎橋1-9-31 TEL06-6252-0518
◇波部商会 大阪市中央区南船場3-1-7 TEL06-6243-4352
◇ニューアート 大阪市中央区心斎橋筋1-4-28 TEL06-6245-6303
◇東急ハンズ江坂店 大阪府吹田市豊津町9-40 TEL06-338-6161
(大阪ばかりですいません)
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