シルバーアクセサリー ペルカソ
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シルバーは表面の仕上げによって、同じデザインであっても様々な表情をつくり出します。表面を研磨することで、鏡のような光沢を出したり、白っぽくマットなつや消しや梨地、またいぶしをかければアンティーク調にと好みの方法で仕上げることができます。


■物理的表面加工


(1)鏡面仕上げ
シルバーはすべての金属のなかで(水銀とともに)もっとも可視光線の反射率が高く(反射率は90%、赤外線は98%を反射します)、研磨することによってプラチナよりも強い輝きを出すことができます。このシルバーの特徴を最大限生かした仕上げが鏡面仕上げです。バフモーターやリューターなどの機械を使いフェルトなどの柔らかい布に研磨剤を塗って磨いたり、金属研磨剤(ウィノールやピカール等)を使って表面を磨いて行きます。曇りのないピカピカの光沢が特徴ですが、使っていくうちに摩擦などにより小キズがついたり白っぽく曇ってきますが、それもシルバーの持ち味です。しかし、丁寧に磨けば元の輝きを簡単にとり戻すことも出来ます。

(2)マット仕上げ
つや消し、梨地仕上げなどと呼ばれる鏡面研磨しない仕上げです。シルバーの光り輝く光沢もいいですが、鈍く光る仕上げにも最近非常に人気があります。仕上げにペーパーをあてたままの状態でのマット仕上げや、金属の表面に圧縮空気で砂(金剛砂)や金属球をあてて荒らす方法(梨地)などがあります。梨地とは果物の梨の表面みたいにザラザラになっているところからそう呼ばれます。素朴な質感が人気です。

(3)槌目・ハンマー仕上げ
表面を打って幾つもの丸いくぼみのできたように見えるテクスチャーを槌目またはハンマー仕上げといいます。

(4)パターン模様
花や葉の模様のタガネなどを使って、決まったパターン模様を打つ方法です。インディアンジュエリーの飾り模様などの場合は、何種類ものパターンを使って打ちながら模様を入れていきます。

(5)あわ打ち
魚子(ななこ)タガネなどを使い地金にあわのような玉を敷き詰める模様です。小さな輪が整然と並び、地金がまるで皮のようなタッチに仕上がります。

(6)筋目、ヘアーライン、シルクライン
一定の方向に細い線の入ったテクスチャーを筋目とかヘアーラインといいます。両者を分けて、筋目は深くはっきりしたラインを指し、ヘアーラインはそれよりもきめの細かいラインを指すこともあります。このラインを密に太くランダムに彫ると彫り跡が光り輝くようなテクスチャーになり、インパクトの強いテクスチャーににります。

(7)
網み模様
連続した楕円の彫り模様で、この模様を少しずらして彫り合わせると、ニットのような編み模様になります。
(8)
地金を彫りおこして、立体的にカットして施すテクスチャーです。全体的にキラキラ光って見えるのでこの名称がつけられています。地金がキラキラ輝いて見え、力強い印象を与えます。




■着色メッキ加工

(1)いぶし仕上げ
シルバーは自然の状態でいても表面に硫化銀の皮膜が出来て黒くなってきます。いぶし仕上げとはこれと同じような仕組みを短時間で人工的につくるのがいぶし仕上げです。自然に黒くいぶされたシルバーは金属研磨剤で磨けば元通りに光輝いてきます。いぶし仕上げには、彫金などのショップで販売されている「いぶし液」や「六一〇ハップ」を使ったり、塩化金酸や希ヨードチンキを使う方法もあります。 


< 古美仕上げ >

「古美」は、「いぶし」とも表現されることがあり、「古代色」や、単に「アンテーク仕様」などと呼ばれ、銅などは、メーカーによってブロンズと称されることもあります。例えば、「金古美」、「銀古美」、「いぶし銀」、「古代銅」、「真鍮古代色」「アンティークゴールド」など、メーカーやショップによって様々な呼び方があります。

いぶし銀は、あらかじめ、硫化反応で銀を黒く変色させたもので、英語では「Factory Tarnish Silver(工場であらかじめ変色させた銀製品)」と呼ばれます。硫化化合物と銀製品と化学反応させることで、銀製品全体をまず黒く変色させます。その後、バフや銀磨きクロス等で研磨すると、出っ張った部分だけが磨かれ、銀独特の光沢が出て光りますが、引っ込んだ部分は、黒いままの色が残ります。

このいぶし銀の手法は、大昔から行われている技法で、銀細工の立体感や奥行きを出すために使われており、黒の濃淡ぼかしの色調が、アンティークな雰囲気をかもし出して、インテリア商品をはじめ、装飾品や美術工芸品、アクセサリーなどに、欠かすことのできないめっき技術の代表格といえます。気品、年輪を感じさせる渋み、アンティーク----手間ヒマをかけた独特の仕上げは、見る人の心をなごませてくれます。他の表面処理では、得ることの出来ない特殊な色調の仕上げ、それが古美仕上げの最大の特徴です。


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■金めっき
金めっきは、産出量の少ない金を最大限有効に活用する方法として、古代より馬具、刀剣、仏像・仏具、装身具などに活用されてきました。現代においてもアクセサリー、喫煙具、眼鏡フレーム、時計、食器などに不可欠のめっき法として広く使用されています。
電気めっきでは、24K金めっき(純度98%以上)から14Kの金合金めっき(純度約56〜60%)に至るまで、幅広い合金比率のめっき皮膜が実用に供されています。

■ロジウムめっき
ロジウムめっきは化学的に安定した金属で、常温で変色することがなく、耐食性、耐摩耗性共にすぐれているため、シルバーの変色防止用によく使われています。

■パラジウムめっき
耐食性は白金やロジウムほどすぐれてはいないが、貴金属の中では安価であるため、近年徐々に利用されるようになってきました。白金やロジウム同様、白色光沢外観を有している。

■白金めっき
ロジウムほど多方面で利用されているわけではないが、耐食性や耐変色性、硬度等の点でロジウムと似た性質を有しており、重厚な外観と共に、高級な装飾品関連に利用されている。





■その他

表面の仕上げについては素地に対する物理的な仕上げや、着色や皮膜形成の方法など多種にわたります。表面を金槌で叩いて表面につけた凸凹でつち目をつけたり、たがねなどで表面を荒らしたり、模様を出したり、彫った中に他の金属をはめ込む象がんという手法など。また、薬品をつかう手法で硝酸で表面を腐食(エッチング)させる方法や白仕上げといって熱硫酸に入れて真っ白に仕上げたり方法なども使われます。その他に化学的処理として電気的メッキやエレクトロフォーミング、エナメルを施したもの、火を使って表面を岩肌のように荒らす方法など多種多様な方法があり、デザインや創り手の思いにより様々な仕上げが施されます。






■いぶし銀・銀古美のアクセサリーの手入れ方法

いぶし銀・古美仕上げ加工のシルバーアクセサリー独特の黒変の風合いを損なわないためには、液体クリーナーは、使わずに、シルバークロスのご使用をおすすめします。磨く際には、出っ張った部分だけ軽く磨くようにして、くぼみの中まで磨きこまないようにして下さい。液体シルバークリーナーの場合、いぶし・古美加工の程度が軽くほどこされている場合には、液に浸けると、いぶし・古美加工が取れる場合があります。

<シルバークロスでの磨き方>
手にシルバークロスを持って、シルバーアクセサリーを磨くと、必要以上にいぶしが取れることがあります。シルバークロスを少し固めの座布団などに引き、シルバーアクセサリーを手に持って、アクセサリーの方を動かして磨くと、出っ張った部分だけ磨け、その部分だけがいぶしがとれて、光沢がある仕上げができます。この方法で、少しずつ仕上がりを見ながら、自分の好みに合わせた状態になるまで磨いてください。


<いぶし仕上げ・古美仕上げの再仕上げ方法>


いぶしが取れてしまった場合、「六一0ハップ」(ムトウハップ)や「いぶし液」を使用すると簡単にいぶしを付ける事ができます。
「六一0ハップ」は、温泉の素の濃縮した硫黄の液で薬局で800円前後で売っています。また、「いぶし液」も数百円くらいで、専門店や東急ハンズなどで手に入ります。

1.使い方は、綿棒を用意し、綿棒の先に「六一0ハップ」の液を付け、いぶしの取れてしまったシルバーアクセサリーの全体に塗ってください。

2.塗ったら、すぐにシルバーの表面が黒く変色しますが、取れにくいしっかりした いぶしにするために、何度も繰り返し塗ります。

3.十分黒くなったら、水洗いをした後、水分を良く取って、乾燥させます。

4.その後、シルバークロスなどで、出っ張った部分だけ磨き、出っ張った部分の光沢が出たら出来あがりです。

また、綿棒などを使わずに、「六一0ハップ」や「いぶし液」を水や少しぬるいお湯でうすめて、その液に浸けて置く方法もあります。浸けておく時間は、黒色の具合を見ながら、好みの黒さになるまで行い、後は、上記と同じように、水洗い、乾燥後、出っ張った部分を磨いて下さい。



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